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第6日  馬堀海岸〜浦賀(その1)

                                  歩いた距離 12.0km   02.03.10

 前回で保土ヶ谷から浦賀道の散歩を終えたが、日本武尊に関係の深い走水と前回行った
西叶神社の対である東叶神社に行きたいと思い、一日分の散歩を付け加えることにした。

 京急馬堀海岸で下車して、海岸にでる。

 天候に恵まれ、三浦半島の山並みの向こうに富士山がくっきりと見える。
 横浜はもちろん、東京湾の向こうに幕張、千葉、木更津方面のビルや工場が見える。

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 右には走水の海岸があり、
その向こうに房総半島が見える。

 「大和朝廷時代は、上総(千葉)を経て
東北地方に行く最も便利な道としてこの地方に
古東海道が通じていた」という。

 走水の海岸はきれいな海水浴場で、
漁師小屋が建っている。

 旗山崎という岬の上では、見晴らしが一層よい。

 走水は弟橘媛が海を鎮めるため身を投じたところであるが、ここから見ると日本武尊が
船で渡ろうとした房総半島はごく近くにあるように錯覚する。

 走水小学校があり、その山を越えると小さな走水港である。

 円照寺がある。ここの銅鐘は「海中出現の鐘」といわれている。
 庭に猿の親子やカエルの石の置物がある。

kanas6-04.JPG kanas6-05.JPG  隣に大泉寺がある。
大きな寺で、その参道に
10数基の庚申塔
並べられてある。

 走水神社がある。

 鳥居の横に大型の弘化4年(1847)の「江戸くずし」狛犬がいる。
耳が大きく垂れていて、顔が平ぺったく身体に比べて小さく見える。
尾は団扇状で上がった後広がらないで束ねたまま前向きに下がっているのが特徴である。

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 長い石階段の上に社殿がある。

 その横に小さな祠があり、ごく小さい「江戸」狛犬がいる。
風化が激しいが、子狛に表情がある。

 日露戦争当時のロシヤの機械水雷という黒い鉄の玉が置かれている。

kanas6-09.JPG  社殿の裏道を上ると、弟橘媛が入水するときの歌の碑が建っている。
「さねとし 相模(さがむ)の小野(をぬ)に 燃ゆる火の 
火中(ほなか)に立ちて とひし君はも」
明治43年(1910)に東郷平八郎、乃木希典などが建てたものである。

kanas6-10.JPG  頂上には鳥居があり、1mもある大きな石殿が3基ある。
苔むした上に新しい注連縄で飾ってあるので、神々しい。

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